彼女がお腹がいたいので休みます!メキシコの家族思いワークスタイル

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日本人は目からウロコ…メキシコ人のワークスタイル

メキシコの働き方!というとなんだか遠い話だなぁ、という方がほとんどではないでしょうか?メキシコにはたくさんの日本企業が進出して、メキシコ人と働いています。

本日はそんな現場で直面した、日本人にとってはちょっとびっくりなメキシコ人の働き方についてご紹介します。そこには目からウロコな働き方改革のヒントが…

実は日本人がいっぱい!メキシコ中央高原地域

ここ10年ほど、日産、ホンダ、トヨタ、マツダといった日本の主要自動車メーカーが続々とメキシコ中央高原部、バヒオ地区で工場を増設したり新設したりしています。

2016年10月の日系企業数は1,046社、在留日本人数は11,390人(JETROメキシコ基本情報))! 多くの日本企業がメキシコに進出して、工場を建てて仕事をしています。

当然現地ではメキシコ人を雇用して仕事を始めるでわけですが…メキシコ人の仕事観はかなり日本人と違っていて、驚くことが多いのです。

勤勉な日本人もびっくり!なメキシコ人の労働時間

実はメキシコ人は日本人もびっくりするくらい良く働きます。OECDの調査では、世界で一番長時間労働をしていたのはメキシコの労働者で年間労働時間は2,246時間!日本の労働時間は1,719時間で世界21位です。(フォーブスジャパンより)

一方で平均年収は購買力平価ベースで年間112万円、日本の456万円に比べるとなんと1/4!となっています。(Globalnoteより)

とても長時間働いているのに給料が低い…となると、過酷でブラックな印象ですが、働いているメキシコ人はなぜかとても陽気に、とても真面目に働いてるので日本人はびっくりするのです。

そこにはメキシコの仕事観、あるいは人生観ともいえる大きな違いがあります。

毎日の生活を大切に

メキシコ人は毎日の家族や仲間との生活をとても大事にしています。週末に教会に行ったり、サッカーを見に行ったり。従業員の誕生日や母の日などのイベントに、会社で家族を招待してパーティーをするのもごく一般的です。(逆にこれをちゃんとやらないと大変なことになります。)

特にご飯を一緒に食べるのは大事です。日本企業がメキシコで工場を立てるときの重要項目として、労働者に対してきちんと美味しい食事を確保することがリストアップされるほど。

こうした家族や生活を大切にするメキシコ人の生き方は、仕事で頑張るよりも、日々そこそこ満足した生活を続けることを大事にしているように思われます。

日本とくらべて、生活と仕事が明確に切り分けられ、「仕事は大切な生活のための手段」としっかりと割り切りっているようにみえるのです。

だからといって仕事の意欲が低いわけでは決してありません。これは生活と仕事の割り切りがきっちりしてるからこそ、時間内に真面目に与えられた仕事を終わらせようとするからだと思います。

彼女がお腹がいたいので休みます!

そんなわけで、仕事と家族で困りごとがあったら家族を優先しがちなのがメキシコ人。結果として、毎朝バラエティ豊かな会社を休む理由に出会うことになります。

  • 「彼女がお腹がいたいので休みます」
  • 「夫が家出したので休みます」
  • 「母の誕生日なので休みます」
  • 「子供が泣きやまないので遅刻します」

などなど、日本ではなかなかお目にかかれないものが…日本人としては呆然とする状況ですが、メキシコ人にとっては家族が大事、という原則にしっかり則った理由なのです。

メキシコ人に学ぶ多様な働き方と価値観

メキシコ人のこのような働き方の背景には、文化的な理由もありますが、歴史的に労働者保護の法律がとても強いという理由もあります。

ともあれ、世界一長時間労働の国メキシコは、家族との強い絆に支えられた労働観を持っています。そんな働き方は、ともすれば仕事が一番大事となりがちな日本人にとって驚きですが、とても筋が通ったものです。

働くのは家族との生活のための手段だよ、と語りかけられているような気になります。

働き方改革で仕事と報酬、ワークライフバランスが見直されている今の日本人にも、多くのヒントがあると思うのです。

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