セキュリティ対策とは?セキュリティリスクの具体例や企業が行うべき対策など詳しく解説

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セキュリティ対策とは?セキュリティリスクの具体例や企業が行うべき対策など詳しく解説

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インターネットはビジネスにおいて便利な反面、絶えずセキュリティ面でのリスクがつきまといます。情報セキュリティ対策とは、簡単にいえば、情報の漏えいやウイルス感染、サイバー攻撃を防ぐことです。

この記事では、セキュリティ対策を強化したい企業の方に向けて、セキュリティ被害の事例や具体策を解説します。ぜひ参考にしてください。

情報セキュリティ対策とは

情報セキュリティ対策とは、インターネットやパソコンを安全に使用し、情報を守るための対策のことを指します。インターネットにつながっているものには、常にセキュリティ上の危険性が伴います。ウイルス感染や不正アクセス、情報漏えい、機器障害など、リスクは多岐にわたり、テレワークが推進されている背景も相まって、情報セキュリティ対策の重要性はより高まりつつあります。

企業にとってセキュリティ対策が必要な理由

企業にとってセキュリティ対策が必要な理由を説明します。

増加するサイバー攻撃に備える必要があるため

企業のWebサイトを狙ったサイバー攻撃は増加傾向にあります。2021年4月~6月の脆弱性の届け出件数16,783件のうち、Webサイトに関する届出が11,933件と、実に全体の約7割を占めています。

企業活動の存続に関わるため

情報財産の流出は機会損失につながります顧客情報の漏えいが起こると、企業の信頼が失われ、顧客が離れてしまうからです。さらに損害補償が発生することもあります。情報セキュリティにおける被害は規模が大きくなりやすく、企業の存続のためには事前の対策が必要です。

企業におけるセキュリティ被害の事例

企業におけるセキュリティ被害の事例を、7つ紹介します。

内部不正

内部の関係者が悪意をもって、機密情報を外部に流出させることです。会社に不満がある人物、または漏えいによる利益を得られる人物の存在という人的条件と、データが自由に持ち出せてしまうという環境的条件が揃うと、内部不正は起こりやすくなります。

標的型攻撃メールによる被害

標的型攻撃メールとは、特定の組織の情報を狙って送信されるメールです。このようなメールにはウイルスを含むファイルやURLが添付されています。それらを通してウイルスに感染したパソコンからは、組織内部の機密情報や個人情報が盗まれてしまいます。

ランサムウェアによる感染

ランサムとは身代金を意味します。ランサムウェアは、パソコンやサーバーをロックしたり、保存されているファイルを暗号化するなどして、操作を不可能にします。攻撃者が解除と引き換えに金銭を要求することが多く、応じれば金銭的な被害も発生します。

Webサイトの改ざん

第三者がWebサイトを書き換えてしまうことです。手口としては、Webサイトの脆弱性をつくものと、管理アカウントを盗むものがあります。Webサイトのソフトウェアやアプリケーションが脆弱だと、攻撃によりサイトの改ざんが行われてしまいます。また、管理アカウントを乗っ取られた場合、正規の操作方法により改ざんが行われるため、発覚が遅れる傾向があります。

ビジネスメール詐欺

取引先や経営者を装った偽のビジネスメールによって、攻撃者が用意した口座への送金を誘導する詐欺です。実際の取引先との請求書が偽造されていたりと、手口が巧妙なケースもあります。

インターネットバンキングにおける被害

インターネットバンキングの不正送金被害も増加しています。手口には、偽のログインページを用いてアカウント情報を盗みとるフィッシング詐欺と、感染すると正規のログインページに入力したアカウント情報が盗まれる不正送金ウイルス(マルウェア)によるものがあります。

サプライチェーン攻撃

商品が消費者の元に届くまでには、複数の企業が関わっており、その一連の商流をサプライチェーンと呼びます。そのうちの一社でもセキュリティ対策に問題があれば、それを足掛かりとしてサプライチェーン全体で、情報漏えいといった被害が発生します。

情報セキュリティ対策の種類

情報セキュリティ対策にはどのような種類があるのか解説します。

物理的対策

大きくわけて、不法侵入といった外部からの干渉を防ぐものと、事故や災害による被害を防ぐものがあります。

外部からの侵入を防ぐ

入退室記録や入館証・社員証の携行などの仕組みづくりによって、オフィスセキュリティを強化し、外部からの不正な侵入を防止します。警備システムの導入や監視カメラの設置も有効です。

事故や災害による被害を防ぐ

耐震・防火設備を整えておくと、事故や災害の被害を減らせます。データを守るためにはバックアップセンターの設置も有効です。また、被害を最小限にするためには、避難訓練を実施し備えることが大切です。

論理的対策

物理的対策に当てはまらないものは、論理的対策と呼ばれます。

人的セキュリティ

従業員のミスや不正といった、人的なリスクに対するセキュリティ対策です。情報セキュリティに関する教育や、コンプライアンス研修、マニュアルの整備、違反者に対する罰則の規定などが含まれます。

管理的セキュリティ

システムの運用・管理に対するセキュリティ対策をいいます。使用ソフトウェアの更新や、ライセンスの管理、情報セキュリティマネジメントの運用、セキュリティ事故・事件への対策などが当てはまります。

システムセキュリティ

技術的なシステムによるセキュリティ対策を指します。マルウェアやコンピュータウイルスへの対策、アクセス制御、認証システムの導入、暗号化の実装などが挙げられます。

企業が行うべきセキュリティ対策

企業が行うべきセキュリティ対策としては、どのようなものがあるか解説します。

情報漏えいを防ぐ

経営リスクを抑えるためには、機密情報や顧客データの管理が必要です。廃棄するパソコンやメディアから情報が漏えいするケースも存在します。資料や機器などの破棄ルールの徹底や、クラウドサービスによるデータ管理の実施などが対策となります。

Webやファイルの共有設定を確認する

Webやファイルの共有設定や、複合機やカメラの共有範囲については、しっかりと確認する必要があります。これは特に、従業員の退職や、異動のタイミングにおいて重要です。確認漏れがあると、退職後や異動後も従業員が情報にアクセスできてしまう可能性があります。

コンピュータウイルス感染を防ぐ

情報漏えいのリスクを抑えるには、コンピュータウイルスの感染を防ぐことが重要です。ウイルス対策ソフトでは、既知のウイルスの感染を防止できます。ソフトウェアは。常に最新に保ち、セキュリティを強化しておくことが大切です。無線LANにパスワードを設定し、第三者のアクセスを阻止することも有効な手段です。

悪意のあるサイトを見分けるポイントと対策

インターネット上には、情報の収集やウイルスのばらまきが目的の、悪質なサイトやアプリが存在します。これらには、個人情報の入力を要求する、正規サイトとはURLが異なる、むやみに危機感を煽るなどの特徴があります。

対策の一つは、脆弱性を抑えるため、信頼できるサイトでのみJavaScript実行するよう、ブラウザの設定を変更することです。また、事前審査が不十分なアプリのダウンロードやインストールは慎重に行うよう、社内にも周知しましょう。

OSやソフトウェアのアップデートを行う

OSやソフトウェアは、脆弱性があると攻撃を受けやすくなります。新たな脆弱性が発見された場合は、悪用を防ぐための修正プログラムが提供されます。古いバージョンのままだと、サイバー攻撃の標的になってしまいます。こまめにアップデートし、常に最新の状態に保つことによって、脆弱性がある状態を避けられます。

外部からの侵入を防ぐ

第三者の物理的な侵入や、情報システムへの不正アクセスを防ぐことは、セキュリティ上の安全を保つ上で不可欠です。社内やオフィスへの入退室の管理や、システム上のログの取得・管理、有効なパスワードの設定といった対策によって、不審な動きをいち早く察知し、外部からの侵入を防止できます。

適切なパスワードの設定方法

パスワードは適切に設定されていない場合、簡単に特定されてしまいます。不正にアクセスされにくいパスワードの条件は、英数字を含めて8〜10文字以上で構成されていること、そして誕生日やキーボードの文字列など、他人が推測しやすいものではないことです。また、定期的に変更することで、不正にアクセスされていたとしても、遮断することができます。

従業員のリテラシーを向上させる

セキュリティ脅威やサイバー攻撃は、その手口を知ることで対策できる場合があります。情報セキュリティ対策の方法や、被害にあったときの対処法について教育を実施することで、従業員のリテラシーを高め、リスクを抑えられます。セキュリティ上の脅威は、変化が激しいため、定期的に最新情報を確認しておくと安心です。

脆弱性診断を活用する

脆弱性診断とは、サイトやサーバー、アプリケーションにおけるセキュリティ上の弱点を発見するものです。擬似的なサイバー攻撃を実施することで、システムの運用上における実際の脆弱性を診断することができます。ピンポイントで改善箇所が見つかるため、手探りでセキュリティ強化を行うよりも、少ない費用で有効な対策が実施可能です。

情報セキュリティトラブルへの対策一覧

種類具体策
情報漏えい・内部不正防止(データの持ち出し制限)
・機器や資料の廃棄ルールの徹底
・クラウドサービスの活用によるデータ保管
・データの共有設定の確認
・適切なパスワードの設定
・情報リテラシー教育の徹底
ウイルス感染・ウイルス対策ソフト導入
・悪質サイトへのアクセス防止
・不審なメールの見極め・破棄
・OS・ソフトウェア等のアップデート
・安全なブラウザ設定
・無線LANのパスワード設定
・脆弱性診断の実施
不正侵入・オフィスセキュリティ強化
・入退室記録の取得・保存
・監視カメラの設置
災害などによる障害・耐震・防火設備の整備
・バックアップセンター設置
・避難訓練の実施

まとめ

企業へのサイバー攻撃は増加しており、情報セキュリティ対策の重要性は高まっています。情報漏えいやウイルス感染、サイバー攻撃を防止することは、企業が運営していく上で不可欠です。

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参考・出典

この記事を書いた人

リコージャパン株式会社
リコージャパンは、SDGsを経営の中心に据え、事業活動を通じた社会課題解決を目指しています。
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