職場の空気を変えよう!やる気を上げる褒め方のコツ

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部下やメンバーが成果を上げたとき、どのような言葉をかけていますか?その言い方によっては、相手のモチベーションを高めることができることもあれば、逆に、やる気を損ねてしまうこともあります。チームの空気をよい方向へ導くために有効な、褒め方のコツや言葉選びのポイントについてお伝えします。

ビジネスには心を動かす褒め方が大切

スタッフのモチベーションを高めたいときや、職場の雰囲気をよくしたいときに活用したいのが、褒め言葉です。部下の仕事ぶりを評価するときにどんな言葉をかけるかが、メンバーのやる気やチームの空気を左右します。部下が気持ちよく受け取れる適切な言葉が、個々人のモチベーションを上げることにつながり、またチーム全体の結束が高まることも、会社全体の生産性向上を実現します。

褒めるときに意識したい3つの心理的法則

では、部下やメンバーを褒めるときには、どのような点を意識したらよいのでしょうか? 人を褒める方法や言い方を考えるときに役に立つ、3つの心理的効果について解説します。

好意の返報性

返報性とは、人から何かをしてもらったときに、お返しをしなければ申し訳ないと感じる心理作用のことです。好意を寄せてくれた相手に対して、無意識に好意を返さなければいけないと思う原理が、「好意の返報性」です。相手のよいところを褒めることは相手に好意を示すことになります。その結果、褒めた相手も好意を感じることになり、よい人間関係やチームの雰囲気作りにつながります。

ピグマリオン効果

ピグマリオン効果とは、アメリカの教育心理学者が発表した言葉。教師が期待をかけた生徒の成績が伸びたという実験結果から、人は期待をされることによって、より成果を出せる傾向があるという現象を指します。

ラベリング効果

相手に、あなたはこういう人だというラベリングをすることで、その通りの行動をするという理論が、ラベリング効果です。よいレッテル貼りをすることが、相手のよい行動や成果につながります。一方で、ネガティブなイメージを持つことも、同様の影響をもたらすとされています。また、「〇〇な人」「これができない人」と決めつけることは、相手のやる気を失わせる結果にもなります。

やる気を高める褒め方

では、具体的にどのような方法が、相手の気持ちを高めるよい褒め方なのでしょうか? 言い回しのポイントを5つ紹介します。

肯定的な言い方で褒める

相手を評価したいときは、否定ではなく、肯定的な言い方で褒めることを心がけましょう。脳科学において、脳は「~ない」という否定語は理解できないとされています。肯定的な言い方をすることで、相手はメッセージを受け入れやすくなります。

褒めるときは、「あなたは遅刻しないよね」や、「あなたはトラブルを起こすことがないよね」というような否定語ではなく、「あなたはいつも間に合うよね」「あなたはコミュニケーションが上手だよね」というような肯定的な表現を使いましょう。

他人と比較しない        

褒めるときは、他人と比較するのではなく、その人自身のやり方やスタイルを褒めることが大切です。人との比較で評価をされても、相手はポジティブに受け取ることができません。比べた結果ではなく、その人独自のよい部分を褒めることで、仕事ぶりや成果をきちんと見てもらえているという信頼感につながります。

「私」のメッセージを込める

褒めるときは、自分自身を主語にすることで、思いが伝わりやすくなります。「あなたの行動で、私はこんなに嬉しかった」「私はこんなに助かった」というように、自分の感情を伝えることで、相手は「自分が相手に影響を与えている」ということを実感します。そのことが、褒められた行動を繰り返したいという気持ちにつながります。

プロセスを褒める

結果ではなくプロセスを評価するというのも、うまく相手を褒めるためのコツです。相手によっては、わかりやすい結果をなかなか出せず、うまい褒め方が見つからないケースも。仕事を進めるプロセスの中の評価できるポイントを見つけて声をかけることで、相手は上司が日ごろから仕事ぶりを見てくれているとわかり、仕事へのモチベーションが高まります。

相手の明らかな長所と違うところを褒める

相手の明らかなよいところや誰もが気付くよい仕事ぶりではなく、違うポイントを見つけることも、褒め方のコツです。相手が自分でも気づいていないところを褒めることで、相手はより喜ばしい気持ちになり、さらによい関係を築くことができます。

逆効果になる褒め方は?

一方で、相手を褒めようとかけた言葉が、逆効果になってしまうこともあります。次のような褒め方は避けましょう。

・誰もが気付く明らかな長所を褒める。

・努力した過程ではなく成果だけを褒める。

・表面的な事実のみを褒める。

明らかな長所を褒めることは、表面的な言葉として受け取られて、反発を招くこともあります。また、努力した過程ではなく成果だけを褒めることは、成果を上げない人は評価できないというメッセージとして受け取られる可能性もあり危険です。

身体的特徴や服装を褒めることも、相手や言い方によっては気分を害してしまう可能性もありますので、避けたほうが無難です。

褒めるときではなく相手に注意をしたいときも、言い方次第で、相手のモチベーションを上げることも、逆にやる気をそいでしまうこともあります。注意するときには、どのようなポイントを意識すればよいのか解説します。

注意するときの言い回しのコツ

感情をぶつけない

相手の行動や態度を注意をするときに大切なことは、感情的にならないことです。感情をぶつけることで、言いたいことが伝わりにくくなります。相手に、直すべきところや、次へのアドバイスについてきちんと納得させるためには、感情的になることは避けましょう。

理由を具体的に説明する

相手の行動を注意をするときは、それはやってはいけなかったということだけではなく、そのことで周りにどんな影響があったのかということも含めて、理由を具体的に説明しましょう。その行動によって、同僚や取引先にどのような手間や迷惑をかけたのか、どんな損害が生まれたのかということも伝えて、改善すべき行動だという意識付けをすることが大切です。

拒否される場合はその理由を聞く

部下やメンバーが拒絶するような態度や、不満を持っている様子があるときは、その理由を聞いて発散させることも時には必要です。不満を感じる理由や上司に従わない理由に加えて、「そうではなくて何がしたいのか」という内容もじっくり聞いて、解決策を共に考えていくという方法も有効です。

褒め方のコツをつかんでチームの力を上げよう!

褒め方や注意の仕方のコツをお伝えしましたが、中には、うまい言い方がわからずに、部下やメンバーを褒めることが少ないという方もいるかもしれません。仕事をがんばって成果を上げた時、まずは自分に対するポジティブな言葉をかけてもらうことでやりがいを感じられるという人は多くいます。
「評価されていない」と感じることは、職場への不満が募るきっかけになるかもしれません。日常的に、うまくメンバーを褒める習慣を持つことが、チームの仕事を成功へ導く近道と言えるでしょう。



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