人材定着と即戦力化を実現!新人研修のコツとトレンド

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優秀な人材ややる気のある若手社員を採用したものの、入社後の良い教育方法がわからないという採用担当者もいるのではないでしょうか。新入社員研修は、社員の育成だけでなく定着率も左右する重要な課題。今回は、人材定着を目指す上で不可欠な研修の考え方のコツと、新人研修のトレンドであるオンボーディングについて紹介します。

新入社員の育成における課題

平成30年の厚生労働省の発表によると、新卒で就職した学生のうち大卒者の31.8%、高卒者の39.3%が卒業後3年以内で離職。また、25~29歳で転職をした人の前職をやめた理由には、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」「給与等収入が少なかった」「会社の将来が不安だった」などが挙げられています。期待と異なる条件や収入、会社の姿を理由に、早期離職する人が多いことがわかります。

会社にとっては、時間やコストをかけて採用をした人材が一人前になる前に退職してしまうことは、大きなデメリットです。戦力化した社員が頻繁に辞めてしまうという課題を抱える会社もあります。

若手社員のモチベーションを保ち、彼らに会社で働き続けてもらうためには、新人がスムーズに会社に馴染むための受け入れ体制や、社風や仕事内容とマッチングさせるための研修プログラムを整備する必要があります。

人材定着に有効な研修を行うポイント

研修プログラムを作成する際は、目的を見据えたプロセスが重要です。研修で定着率をアップさせるためのポイントを紹介します。

ゴールを明確にして体系的に進める

まずは研修のゴールを設定しましょう。「離職率を下げる」「即戦力を短期間で育成する」などの目的を定めます。また、研修を単発のものとしてとらえるのではなく、一連の育成計画の中に組み込み、内定者研修、導入研修、OJT、フォローアップといったプロセスを定めてプログラムを作成しましょう。

継続的に行う

研修は継続して行いましょう。途中から実務を開始する場合も、内定期間、入社当日、1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後といったタームごとに適切な研修やフォローを行うことが重要です。

会社や仕事内容の理解を深める

早い段階で社風や仕事内容への理解を深めることも大切です。仕事をする上での基礎を学ぶだけでなく、配属されてから仕事内容や会社の実情が想像と違ったという理由で、新入社員が退職することを防ぎます。

上司や同期と関係性を構築

研修にグループワークや演習を取り入れることで、同期入社の社員間のつながりを深めることも有効です。同期と共に研修に積極的に参加できるほか、会社への愛着を高めることで離職率の低下も期待できます。合宿研修も、社員間の一体感を生むことができます。

また、意見交換会やランチ会など、先輩社員や上司と交流できる場を設けましょう。実際に働いている社員と会って話をすることで、会社の姿や仕事内容に触れ、会社への理解を深めることができます。

人材定着に有効な新人研修プログラムとは?

では、新入社員の定着のために有効なプログラムとは、具体的にどんな内容なのでしょうか。ベーシックな研修からトレンドまで紹介します。

内定者研修

内定辞退を防ぐためにも、入社前の研修は重要です。また、学生に働くことの意味や、会社の情報を伝えることで、入社前の不安を取り除くという意義もあります。社会人としての心得や仕事の意味について学ぶ研修のほか、職場見学や社員紹介といった会社への理解を深めるプログラムがおすすめです。

ビジネスマナー研修

実務をスタートする前に身につけておきたいのが、社会人としてのビジネスマナー。挨拶や敬語、身だしなみといった基本的なマナーのほか、ビジネス文書やビジネスメール、電話対応などを学びます。「報告・連絡・相談」など、社会人として知るべき振る舞いも含みます。

ITリテラシー研修

デジタル化が進む今、欠かせないITリテラシー。ビジネスソフトやメール、社内イントラネットの使用方法などの基礎的な研修のほか、インターネットでの情報収集方法や活用法も学びます。また、情報漏洩に対する意識を高めるため、個人情報や機密情報の取り扱いやITモラルに関するレクチャーも必須です。

コミュニケーションスキル研修

職種に関わらず重要なのが、コミュニケーションスキルです。社員間の情報共有や、顧客に対する上で重要な話す力や聴く力、またビジネスチャンスを活かすプレゼン力、文章力などを学びます。

タイムマネジメント研修

時間を有効活用して効率的に仕事を行うためのタイムマネジメント研修。働き方改革が進み労働時間の削減が必要な中、特に重要視されています。仕事の優先順位のつけ方や進捗管理の方法を学びます。新入社員のタイムマネジメントスキルが上れば、会社全体の業務効率化も期待できます。

ロジカルシンキング研修

論理的思考力を育てる研修も今のトレンドです。物事を整理して結論を出す道筋を学ぶことで、自分で考えて行動する力が身につきます。問題解決のための枠組みであるフレームワークについて取り入れることもおすすめです。

チームビルディング研修

チームビルディング研修とは、目標を達成できるチームを作る方法を学ぶ研修です。周囲と目標を共有することや、自分と異なる意見や人格を尊重するといった、チームでの仕事を行う上で欠かせない考え方を学びます。また、体や頭を使ったグループワークを通して、社会人としての意識やコミュニケーションスキルを高め、社員間の絆を深めます。

オンボーディングとは?

人材定着を目指す上で欠かせないのが、オンボーディングです。オンボーディングとは、船や飛行機に乗り込んでいる状態を指す「on-board」から生まれた言葉。新しいクルーに対して、環境に慣れて仕事ができるようになるまでサポートを行いながら育成するという人事の考え方です。また、仕事の進め方や会社のルールに早く馴染んでもらい、短時間で新人を戦力化するための教育プログラムをオンボーディング・プログラムと呼びます。

一斉に同じ内容を実施する研修とは異なり、個々の能力や進む道に応じてカスタマイズしたプログラムを作成するのが、オンボーディングの特徴。戦力化までの時間が短いというメリットに加え、社員が組織の一員として認められることで会社へのエンゲージメントが生まれる、社員間の結束力が高まるという効果もあり、定着率向上につながります。

新入社員研修が会社の未来を決める

将来の会社を支えていくのが新入社員です。彼らの能力を最大限に発揮させるためには、良質な研修プログラムが必須です。また、彼らが研修で身につけたことは、他の社員たちにも影響を及ぼします。新人研修は、時代に必要とされる新しいビジネススキルを、新人から全社に広げるチャンスでもあります。以前からの研修のままでいいの?と不安な方や、社内に新しい働き方を浸透させたいという方も、新入社員研修の見直しや、新しいプログラムの導入を進めてみてはいかがでしょうか?

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