「AI-OCR」とは?手書き文字も認識するの?OCRの機能を解説!

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OCR(光学式文字読取装置/光学文字認識)について、どんな印象をお持ちでしょうか?
日本におけるOCRの歴史は古く、その誕生は1960年代まで遡ります。日本で最初の製品は、当時の郵政省により導入された”郵便番号”によるハガキの仕分けを目的とした、手書き数字の読み取りを実現するものでした。
そんな決して新しいとは言えないOCRですが、近年は「働き方改革」や「ペーパーレス」といった視点で再度注目されています。また「AI-OCR」といった言葉も聞かれるように、新しいテクノロジーによりその性能が大きく進歩しています。
今回はそんな、OCRの現状を紹介します。

そもそもOCRとは?

画像データのテキスト部分を認識し、コンピュータで利用できる文字データに変換する仕組みのこと。帳票や紙資料などの印刷物を、スキャナやカメラなどで画像データとして取り込んで作業することが一般的です。
認識できるテキストは、かつては活字(印刷された文字)で、定型帳票(レイアウトが決まったもの)が中心でしたが、現在では手書き文字や、非定型帳票(レイアウトが決まっていないもの)にも対応できるソフトウェアも出てきています。

OCRは、Optical Character Reader(またはRecognition)の略。Opticalは「光の、光学的な」という意味で、日本語では「光学式文字読取装置」や「光学文字認識」などと訳されます。印刷物の文字を、光を当てて読み取ることからこの名前がつけられています。

OCRを導入するメリット

次は、OCRを導入するメリットを具体的に見ていきましょう。

データ入力作業の工数削減

人手による紙帳票のデータ入力作業が発生している場合は、OCRの検討をお勧めします。OCRが変換したデータの確認など、一部は人による作業が残りますが、作業工数の大幅な削減が見込まれます。
また作業工数の削減と合わせ、作業スピードの向上、入力データの正確性の向上も同時に期待できます。

例:銀行の口座開設依頼書、保険の申込書、請求書、注文書、アンケート

データ容量の削減

データ化することで物理的な書類保管のスペースを削減できることはもちろんですが、OCRではデータの容量も削減できます。
OCRによって画像データからテキストデータに変換することで、メモリ上の保管スペースを約700分の1にできるとも言われています。

情報の検索性向上

OCRによってテキストデータに変換されることで、キーワードによるデータの検索が可能になります。
資料庫に何十冊もある重たいファイルをめくったり、スキャンされた画像データを1ファイルずつ開いて情報を探すことに比べ、圧倒的に早く、便利であることは言うまでもありませんね。データの活用の度合いも上がることが期待できます。

精度が向上!トレンドの「AI-OCR」

機械学習や、ディープラーニングといったAI(人工知能)技術を取り入れたOCRのことです。
AIを搭載することで、特に手書き文字の読み取り精度と非定型帳票の読み取り精度が向上すると言われています。
またRPAと組み合わせた業務効率化のソリューションも登場しています。

働き方改革の第一歩に

今回は、画像データから文字データを生成してくれる便利なツール、OCRを紹介しました。
現在は「AI-OCR」に象徴されるように、高機能化、多機能化が進み、特徴の違った多くのツールが存在します。しかし重要なのは、高機能、多機能であることではなく、自社の業務の現状とあるべき姿を整理し、必要な機能を見極めること。
OCRは導入が成功すれば、作業工数の削減など大きな効果が期待できる分野です。ぜひ検討のきっかけにしてみてください。

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