ワークスタイル変革を支える勤怠管理ツールの選び方

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2017年1月、相次ぐ過労死事件などを受けて、厚生労働省は「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」を公開。企業は労働時間の正確な把握および適切な管理が求められるようになりました。しかし一方で、昨今はテレワークなど多様な働き方が普及し、労働時間の扱いが難しくなってきています。こうした状況の中、企業は勤怠管理ツールをどのように選ぶべきなのでしょうか。今回はツール選びのポイントと、主な勤怠管理ツールについて紹介します。

◆目次
・ツール選定の際に何をおいても優先すべきポイントは?
・選ぶべきはクラウド型かオンプレミス型か
・勤怠管理ツール、15サービスをご紹介!

ツール選定の際に何をおいても優先すべきポイントは?

勤怠管理システムとは、従業員の出勤/退勤時間を正確に記録し、労働時間をはじめ残業、遅刻、欠勤などを管理するシステムです。有給休暇の日数や給与の計算なども自動で処理してくれるため、これまで紙やExcelで行っていた集計作業が不要になるなど、業務の効率化にも大きく貢献します。

勤怠管理システムはさまざまな機能を備えていますが、製品/サービスを選ぶ際には、まず自社にとって本当に必要な機能は何であるかを考慮した上で、使い勝手の良いものを優先すべきです。いくら豊富な機能が揃った製品でも、使い勝手が悪ければ現場やエンドユーザーは面倒が増えてしまいます。

システム部門や管理部門にとっても、誰もが戸惑うことなく使えるような製品でなければ、問い合わせ対応の手間で自分たちの負荷を増やしてしまうことになりかねません。

導入後のサポート面もしっかり確認しておきましょう。法律や条例などの改正への対応をはじめ、障害やトラブルが発生したときに、迅速に対応できる体制が用意されているかどうか。また、カスタマイズ等への要望に柔軟に応じてもらえるか、といった点なども考慮する必要があります。

選ぶべきはクラウド型かオンプレミス型か

勤怠管理システムは、自社でサーバーを立てて運用するオンプレミス型(パッケージ型)と、インターネット経由でサービスを利用するクラウド型に分けられます。現在はクラウド型が主流になりつつあり、以前はオンプレミス型で提供してきたベンダーも、その多くがクラウド型でも提供するようになりました。

クラウド型のメリットは、サーバーなどの設備が不要で、登録すればすぐに使い始めることができる点にあります。利用中にシステムの面倒を見る必要もありません。また低コストでスタートできる上、従量課金制のため必要なアカウント分だけを導入すれば良く、自社に合わなかった場合は利用を止めて他のサービスに乗り換えることも容易です。

一方のオンプレミス型ですが、データは社内から出したくないというセキュリティ上の理由や、カスタマイズが比較的容易などのメリットから選択するケースが多いようです。

勤怠管理ツール、15サービスをご紹介!

オービックビジネスコンサルタント奉行シリーズ 就業奉行10

クラウド型
中小企業向け業務パッケージとしておなじみの「奉行シリーズ」の就業管理システムで、どこからでも申請・承認ができる上、出退勤管理や残業計算・休暇管理などの作業をすべて自動化。自社の業態にあわせた労働時間管理が実現します。法制度の改正やITを含めた環境変化にも継続的に対応します。

ピーシ-エーPCA就業管理X+

オンプレミス型クラウド型
24時間勤務(病院・製造業等)や大人数の集計(外食産業・小売業等)が必要な業種でも活用でき、「PCA給与」と連動したデータの作成、勤務間インターバル制度への対応が可能。次世代の就業管理プラットフォーム「クロッシオン」との連携機能も備えています。

クロノスクロノスPerformance

オンプレミス型クラウド型
30年以上の豊富な実績を持つ。多業種での活用が可能で、他社給与ソフトと連動でき、通常はオプションとなることが多い機能も標準で装備。予防アラート通知機能により過重労働等ストレスのもとになる残業時間も抑止できます。

OHKEN就業大臣

オンプレミス型
長時間労働や時間外労働超過をアラートで警告してくれるため、働き方改革の推進に効果的です。また複雑なシフトやスケジュール、休暇の管理にも対応。他の大臣シリーズとシームレスにデータを連携できるため、業務の効率化を促進し、転記や集計にまつわるミスを軽減できます。

日通システム勤次郎Enterprise – 就業管理システム

クラウド型
生産性の分析や人員の適正配置などに活用できるデータを作成できます。タイムレコーダーなどの端末なしでWeb環境から管理できるWebオプションも用意。ユーザーの運用方法に合わせて選択できる3タイプをラインナップしています。

OSK勤次郎Enterprise

クラウド型
上記製品のOEM。大塚商会の「SMILEシリーズ」とシームレスに連携できます。「SMILE V 人事給与」と併用することで、人事と給与の情報を一元化し、働き方改革や人員の適正配置に役立てることができます。

AMANOTimeProシリーズ」/「CYBER XEED就業

オンプレミス型
人事労務管理の「TimePro-NX」、中・大規模向け就業管理の「TimePro-VG」、中・小規模向け就業管理の「TimePro-XG」をラインナップ。

クラウド型
オンプレミス型だけではなく「CYBER XEED就業」も用意し、ユーザー規模や運用形態に合わせた導入が可能です。

アマノビジネスソリューションズCLOUZA

クラウド型
シンプルかつわかりやすい操作で、勤怠管理システムを初めて導入するユーザーでも安心して利用できます。完全従量課金制(月内の打刻人数をカウント)のため、繁忙期に応じて人数が変動するユーザーに最適です。

Donutsジョブカン勤怠管理

クラウド型
ICカードからLINE、Slack、GPS、指静脈まで幅広いかたちでの打刻に対応。一般のオフィスから飲食・医療業界まで、ニーズに合わせた設定が可能です。画面内の文言を英語に切り替えることができるため、母国語が英語のユーザーでもスムーズに利用できます。

ヒューマンテクノロジーズKING OF TIME

クラウド型
シンプルな画面構成で誰でも簡単に使えます。勤怠管理に加え休暇管理、各種申請(休暇等)、スケジュールなどの機能も充実しており、給与計算システムとも連携可能。2つの拠点(東京・大分)にそれぞれ専門のスタッフを配置してサポート対応を行うなど、充実した運営管理体制を整えています。

デジジャパンタッチオンタイム

クラウド型
指紋認証、ICカード認証、パスワード認証(従業員ID+パスワード)と3通りの打刻方法に対応した独自のタイムレコーダーを採用。レコーダーはパソコンに繋がずに使えるため、設置場所・環境を選ばず活用できます。

エフエムSociaクラウド 就業システム

クラウド型
専用の打刻端末やWebタイムレコーダーなど、状況に合わせて出退勤の打刻を行うことが可能。有休もWebワークフローで申請できます。フレックスタイム制・シフト制・変形労働制など多様な勤務形態に対応でき、ひとりの従業員に複数の勤務パターンを持たせることも可能です。

ニッポンダイナミックシステムズe-就業 ASP

クラウド型
ASPサーバーには安定稼働、堅牢なセキュリティ、高い処理速度を誇る「IBMi」を使用。登録データは法定保持期間(5年間保管)を遵守し、顧客別に管理しています。ASPでありながら、独自の就業規則や管理方法などに合わせたカスタマイズも可能です。

KYODOUShiftMAX

クラウド型
簡単導入&低価格のクラウド型と、自由度が高いオンプレミス型の長所をミックスした「プライベートクラウド型」システム。セミオーダー感覚で柔軟にカスタマイズでき、部門ごとに異なる勤務実態にも柔軟に対応できます。

ネオキャリアjinjer

クラウド型
多彩な打刻申請が可能で、管理画面のスマートフォン対応、多くの決済方法など機能も充実。勤怠管理データから個別の傾向値をAIが分析するエンゲージメントアラート機能を搭載しており、モチベーションが下降している従業員をいち早く察知。人事担当者にアラートを出すことで、退職の防止に役立てることができます。

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