イノベーションは意図して起こせない!イノベーションを起こしやすくする環境づくりとは?

mail_hatarabo_archives_8.jpg

イノベーションは狙って起こせない!

「イノベーションを起こす」という言葉をよく耳にします。イノベーションは意図して起こせるものなのでしょうか?残念ながら、答えはノーでしょう。ですが、イノベーションが生まれやすい環境を作ることは可能です。今回は、働き方改革という視点で、どうすればイノベーションが生まれやすくなるのかを考えていきます。

shutterstock_361189805.jpg

かつて日本はイノベーション大国だった!

かつての日本は、イノベーション大国と言えるほど革新的な商品やサービスを生み出していました。

高度経済成長期、イノベーションによって生み出された商品には、バイクの「スーパーカブ」や、小型化されたラジオ「トランジスタラジオ」があります。

スーパーカブが生まれた背景は、バイクは大型のものが主流であった1950年代、ホンダが誰でも気軽に乗ることができるバイクの開発を目指したことです。排気量は、当時としては画期的である50ccでありながら、使い勝手の良さを目指しました。

トランジスタラジオは、終戦当時大型だったラジオを、現在のSONYが小型化に踏み切ったのが始まりです。小型のラジオは人気を博し、ラジオは1人1台が当たり前の時代となりました。

このように、戦後日本の経済はイノベーションによって大きく成長しましたが、バブル期以降は独自のイノベーションが少なくなり、企業競争力が落ちてしまいます。そのため、日本においては企業の復活のための重要課題として、イノベーションが広く認知されるようになったのです。

世界では、今もイノベーションが起きている

現代に大きな影響を与えたイノベーションとしては、iPhoneの普及があります。iPhoneの画期的な点は、個人の日常生活のすべての場面をネットワークに接続したことでした。現在では、iPhoneから始まるスマートフォンが世界中の人々の生活に欠かせない存在となっています。

同じように、現代におけるイノベーションの代表的な例としては、TwitterやFacebook、InstagramをはじめとしたSNSの普及が挙げられます。

SNSが登場する以前は、インターネット上で情報発信をしたり交流を行う場はブログが一般的でしたが、SNSの普及により、世界中のあらゆる人と自由に交流を楽しむことが可能となりました。

イノベーションを起こすには、環境こそ重要

では、イノベーションを生むために企業が取り組まなければならないことはなんでしょうか。

イノベーションを促すための大切な要素は「多様性」と「寛容性」、つまりはダイバーシティです。

組織内に似たような価値観の社員が揃っていると、組織が現状維持に傾きやすく、イノベーションが起きにくい状態となってしまいます。社員の価値観や文化的背景、経験が「多様性」を持つほど新たなアイデアが生まれやすく、イノベーションが起きやすくなります。

また、もう一つ不可欠な要素が「寛容性」です。多様性を持った社員が集まると、社員の間で衝突や議論が盛んになります。これらを争いや諦めに発展させないためには、組織としての目的を共有し、異なる個性を尊重し合う組織文化を作る必要があります。

イノベーションそのものを意図して起こすことはできませんが、イノベーションを生むための環境を作ることは可能なのです。イノベーションを起こすためには、多種多様な人材を集め、一人ひとりの個性を受容する企業風土を築くことが第一歩となります。

このようなダイバーシティを実現することも働き方改革の重要な取り組みです。多様な人材が、柔軟な制度のもとに活躍できるようにすることは、組織の効率を高めるだけではなく、イノベーションによって新たな収益を生み出すためにも必要なことなのです。

mail_hatarabo_archives_8.jpg

この記事に関連するタグ