視界に緑を!緑視率を高めて快適なオフィス作り

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無機質になりがちなオフィスのインテリア。そんな中、ふと植物を見つけるとほっと心が安らぐことがありませんか?昔から「目に良い」「癒し効果がある」などと言われる緑ですが、オフィス空間に取り入れることで業務効率や人々の心理にどのような影響を与えるのでしょうか。今回はオフィス内の観葉植物について考えていきましょう。

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オフィスの中の「緑視率」

皆さんは「緑視率」という言葉をご存知でしょうか。これはもともと都市デザインなどの分野で使われてきた指標で、人の目に映る草や木などの緑量の割合のことを言います。(江東区サイト参照)

国土交通省の調査によると、緑視率を高めることは日射を遮り熱環境を改善するという「物理的効果」に加え、見た人にとってのうるおい感や安らぎ感を与え、快適性を高めるという「心理的効果」も期待できるそう。さっそく、オフィス内に緑を取り入れることで具体的にどのような作用が期待できるかを見ていきましょう。

緑視率向上による効果

効果1:空気清浄効果

植物は、根から水を吸収し葉の気孔から酸素と一緒に水分も放出することで、自ら快適な環境を調節するはたらきを持ちます。NASAの実験では、めまいなどの症状を引き起こす健康障害の原因であるホルムアルデヒドや発がん性のあるベンゼンなどといった、空気中の有害な化学物質を吸収するということも実証され、その空気清浄効果が認められていると言います。特に高い空気清浄効果を持つ植物は「エコ・プラント」と呼ばれますが、その中にはサンセベリアやポトスなど、オフィスでも比較的取り入れやすい身近なものも多くあります。

効果2:疲れを癒す

目の疲れは仕事の効率を下げ、放っておくと肩こりやストレスの原因になることも。植物の緑色は、目に優しい短い波長を持つため目にかかる負担が比較的軽く、眼球回りの筋肉をリラックスさせることができると言われています(東北大学病院サイト参照)。パソコンやタブレット端末など、画面を長時間見つめるようなオフィスという場所にこそ、緑を積極的に取り入れたいものです。

また植物には、見ることで緊張が和らぐというヒーリング効果(国土交通省サイト参照)も認められています。オフィスでの人間関係や仕事に対する緊張もさりげなく緩和し、雰囲気の良い職場作りを促してくれそうですね。

効果3:おしゃれな空間を演出

オフィスの玄関や廊下、会議室など、ちょっとした空間に観葉植物を置いてみるだけで、その空間がぐっとおしゃれな印象になることも。シックな色調が多いオフィスでは、緑色が良いアクセントになってきます。具体的には、無機質なパーテーション(仕切り)を大型の観葉植物に替えたり、応接室の目隠しに観葉植物を用いたり、また場所がない場合は壁掛けタイプのウォールグリーンを飾ったりしてみても。観葉植物を引き立たせるインテリアにもこだわりたいものです。

観葉植物の葉の形によっても印象が変わります。例えばアットホームな優しい雰囲気を演出したいときは、丸みを帯びた葉を持つモンステラやアルテシーマ、デコラゴムを。一方、スタイリッシュで知的な印象を与えたい場合は、先の尖った葉を持つユッカやアレカヤシ、コンシンネ等の観葉植物がおすすめです。玄関や応接室など、特に来客の目に触れる機会の多い場所では、企業イメージにマッチした存在感のあるものを配すのも効果的でしょう。

効果4:生産性の向上

オフィスに緑を取り入れることで、仕事の生産性向上にも期待ができます。一般に、観葉植物には記憶力を高める効果があると言われており、また、ストレスが軽減させることができるため、集中力も高まるとされています。緑視率が10~15%の環境にいるとき、人のストレスが減り、最も良いパフォーマンスが発揮できる、とする研究結果も出ています。デザイン性の高くおしゃれな空間を演出できたり、癒し効果も兼ね備えるオフィスの緑化は、働く女性に合った生産性を向上させるアプローチの一つではないでしょうか。

効果5:コミュニケーションの促進

植物の持つ、ストレス軽減効果、気持ちをやわらげリラックスさせる効果から、オフィスでのコミュニケーションは円滑になり、良い人間関係を築く手助けになると言われています。心理的にも視覚的にも居心地の良い空間では、会話も弾みやすくなります。植物を置くことやその植物が成長していくことで会話が発生することも。

また、緑には人を惹きつける効果があると言われており、緑のあるところに人が自然と集まりやすく、従業員のコミュニケーションが促進されると期待されています。良い職場環境づくりには欠かせない従業員同士のコミュニケーションにも、植物が良い影響をもたらしてくれます。

まずは気軽に取り入れてみよう

植物がもたらす良い効果を理解したところで、早速オフィスに取り入れてみましょう。手軽さを重視するなら、まずはコンパクトなサイズのものを選ぶのがおすすめです。デスクの上に小さな観葉植物を置くだけで、忙しくてもほっと一息つける余裕が生まれます。今や観葉植物は花屋やホームセンター、通信販売はもちろん、小さなものならワンコインショップでも手に入ります。デスクの上に土を置くことに抵抗がある場合は、土を使わない「ハイドロカルチャー」という水耕栽培のものを選んでみてもいいかもしれません。また、土がいらない植物として話題になっている「エアプランツ」は霧吹きだけで育ち、デザイン性にも優れているため、机の上にも簡単に取り入れることができます。

水やり等を気にせずもっと手軽に緑を楽しむなら、本物そっくりの人工観葉植物や造花「フェイクグリーン」もおすすめ。中には空気清浄効果を持つという光触媒のフェイクグリーンもあります。

手軽なレンタルサービスも

「どの植物を買ったら良いか分からない」「職場全体に取り入れたい」などという場合は、オフィス毎の悩みや相談にも対応してくれるレンタルサービスが便利です。メンテナンスも行ってくれるので管理も安心。定期的に種類を交換してくれるサービスを利用すれば、職場の話題作りや雰囲気のリフレッシュにもなりそうですね。

1日の多くの時間を過ごすオフィスは、できるだけ心地良い環境にしたいもの。オフィスの緑視率を上げて、人の集まる居心地の良いオフィスにしていきたいものですね。まずはご自身のデスクから職場の緑化を始めてみては?

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