「良い社内コミュニケーション」とはなんだろう?

From: 働き方改革ラボ

2021年07月22日 07:00

この記事に書いてあること

会社という組織で仕事をするうえで、コミュニケーションはとても大切なものです。しかし、コミュニケーションとひとくちにいっても、さまざまな方法や種類があり、企業によってはプライベートと仕事の線引きが曖昧なままコミュニケーションを行っているケースもあります。

この記事では、社内において最適なコミュニケーションとはどういうものなのか、またその方法について考えていきます。

※2018年1月公開の記事を編集しました。

「良い社内コミュニケーション」とはなんだろう?

会社の売り上げを上げるために「効率を良くすること」は必要です。しかし効率だけを求め続けると、社員同士のコミュニケーション量が徐々に減っていくこともしばしば。

働いている人の中には「コミュニケーションを取るのは面倒」、「コミュニケーションを取っている時間があれば自分の仕事をしたい」と考えている人も多いかもしれません。

しかし、実は、「コミュニケーション」を取る方が仕事にまつわる「面倒」を回避でき、仕事はスムーズに進められるものなのです。

曖昧さは逆効果

コミュニケーションを取る事が重要とはいえ、そのためのルールが曖昧であると、かえって効率が下がったという結果になることも。曖昧な指示では、実際に部下がどうしていいのかわからず、目的とは異なる方向に進んでしまう可能性があります。

また、コミュニケーションを履き違えることも避けたいところ。例えば同期との雑談に時間を割くだけでは、仕事は一向に進みませんし、同じ人とばかりコミュニケーションを取っていても、プロジェクトチーム全体の仕事が良くなるとは考えにくいのです。

良いコミュニケーションとは?そのためにできること

良いコミュニケーションとは、ズバリ「会社内の人が関係性を深め、会社としての成果の最大化に貢献している状態をつくりだす」コミュニケーションのことです。目的としては、個人の働きがい・充足感を得る、会社として高い成果を出すという2つが考えられます。

それでは、下記で具体的なコミュニケーション活性化方法を見ていきましょう。

チャットツールの活用

チャットツールは、インターネット上で利用できる会話ツールです。グループチャット機能を使い、プロジェクトごとにグループを作成することで、円滑にプロジェクトを進めていくことができます。

チャットは記録に残るため、たとえ誰かが席を外していた時間があっても後でその内容をチェックでき効率的です。また、独特な絵文字を用意しているようなチャットツールもあり、単調になりがちな社内でのコミュニケーションを楽しいものに変えてくれます。

フリーアドレス制度の活用

フリーアドレス制とは、社員ひとりずつに固定席がなく、その日その時の状況に応じて、自由にオフィスの席を使用するという制度です。

席が固定されていると、どうしてもコミュニケーションに偏りが出てしまいます。しかし、毎日隣の席の人が変わることで、部署や上下関係を超えたコミュニケーションが容易になるのです。

サンクスカードの活用

サンクスカードは「褒めること」をルール化し、「感謝」を目に見えるものにしたものです。

とても優秀な社員に表彰をするという制度を取り入れている会社は多くあります。しかし、各種表彰には縁がなくても、小さな褒めポイントはどの社員にもあるものです。

その褒めポイントを入れつつ、感謝の気持ちを表す「サンクスカード」を社長や上司から部下に渡したり、同僚同士、時には後輩から先輩へ渡すことで、社員のモチベーションはアップします。

飲みニケーションの活用

飲みニケーションとは、同じプロジェクトやチームなどの親睦を深めるために、お酒を「飲み」ながらコミュニケーションを図ることを示す、最近あまり聞かなくなった造語です。

「飲み」でのコミュニケーションなんて古い、と思われる方もいるかもしれません。たしかに「飲み」でのコミュニケーションははるか昔から行われてきたコミュニケーション方法です。しかし、それは「古く」はなく、今でもコミュニケーションの手段として、とても有効なものです。

しかし、ただ同じ部署や仲の良い人だけで飲みにいくだけでは意味があまりありません。普段はあまりコミュニケーションをすることがない「上司の上司」との飲み会、社長と懇談会などを「制度」として会社が取り入れることで、その効果を発揮します。

実際に集まって飲み会をすることは、感染症対策で難しくなりました。ただ、この時代ならではの「オンライン飲み会」は、物理的な距離に関係なく開催でき、今まであまりやり取りをしたことがない人同士でのコミュニケーションにも期待できます。

まとめ

ご紹介してきたいくつかの事例のように、社内のコミュニケーションの改善という点で、できることはたくさんあります。コミュニケーションの活性化のためのルールをしっかり設定し、ツールなども駆使して、良いコミュニケーションが取れる会社にしていきたいですね。

記事執筆

働き方改革ラボ 編集部 (リコージャパン株式会社運営

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